中国商務部(省)が23日に発表したデータによると、今年1月には、全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比74.4%増の4588社に上り、外資導入額(実行ベース、以下同じ)は同11.7%減、前月比20.4%増の1127億1000万元(1元は約20.9円)に達した。
業界別に見ると、外資系企業の中国への投資の構造が最適化を続けた。1月には製造業の外資導入額は前年同期比20.5%増の331億1000万元となり、そのうちハイテク製造業は同40.6%増だった。ハイテク産業の外資導入額は391億6000万元で、外資導入額全体に占める割合は34.7%だった。そのうち医療機器・計器メーカーは同558.8%増加して、昨年以来の産業構造の最適化、製造業の回復成長の流れが続いた。
国別に見ると、一部の先進エコノミーの対中投資の伸びが速く、海外投資家は引き続き中国への投資に積極的だった。ビッグプロジェクトによる牽引、比較の対象となる前年同期の基数などの要因が作用し合う中、フランスとスウェーデンの対中投資はそれぞれ25倍、11倍と大幅に増加した。ドイツの実行ベース対中投資は同211.8%増、オーストラリアは同186.1%増、シンガポールは同77.1%増だった(自由港を経由した投資のデータを含む)。